ファミレス?カフェ?どこを目指すの、オフィスメーカーの新シリーズ家具抜粋
大手メーカー・コクヨが新たに取り組む新デザインのオフィスファニチャー。
ライフスタイルとワークスタイルを同時に兼ね合わせる斬新且つオシャレな家具のコンセプトと、今までのコクヨの歴史を一新するスタイルは正に「カッコイイ」の一言!
しかし、ここ最近他のメーカーも多くなった「カフェやファミレス」の様なオフィス家具の数々。
コクヨ新シリーズ「DAYS OFFICE」にもその特色は見て取れます。以下は、そんなDAYS OFFICEからアイテムを抜粋。最新のオフィス家具は如何でしょう?
―KOKUYO: DAYS OFFICE ―
2015年12月より順次発売、以降2016年6月より本格販売開始。
これまでスタンダードなオフィス家具~高級シリーズのオフィス家具を発売していたコクヨ。文房具でも有名なコクヨですが実際はオフィス家具分野が専門。DAYS OFFICEは「会話」様々な人との交流から生まれる「アイディア」に向けた多様性に応える居心地の良いシンプルを提供する家具です。
● Wood side:木目が綺麗な変わり種のチェア
スタックできるチェアとして、このwoodタイプは非常に珍しいアイテム。
実物は意外と重量感のあるしっかりとした造りでカフェ&会議向けに用意されたと思われるチェアカラーバリエーションは2種の木目を含め4パターンオプション。で座パッドを2カラー用意していますが、こちらは正直少し高めなので別途購入した方が良さそうです。
定価 58,000
※座パッドは定価 8,700
● hang like:シンプルに映えるエントランスチェア
何処かの海外雑誌で出てきそうなカフェっぽいチェア。
細いフレームにあまり使用されていないカラーを搭載したチェア。ベース形状5タイプ~選択でき、カラーバリエーションはフレーム4色+背材カラーも選択。
定価 23,000~ 38,800(ベース形状により)
※座素材は選択により定価 3,000~6,000の追加御座います。
● flip top:見た目にはわからない機動性のあるスタックテーブル
写真正方形の十字脚スタック、このタイプはDAYS OFFICEならではのアイテム。
目立たないキャスター付きのテーブルは機動性に優れ不要な際の収納がとても楽な作りです。カラーバリエーションは天板、4パターンから選択可能短柱脚から長方形(スタンダード)タイプがあり、特に正方形のスタックテーブルは世に存在していないので是非一度実物見られと良いです。
定価 70,500~90,500(正方形・短柱脚タイプ)
※脚の仕上げはポリッシュの方がより見た目感が良いのですが定価 10,000の追加となります。
● pile pipe:シンプルベストなパイプテーブル
一筆書きのようにシームレスなデザインのパイルパイプ―
正直、シンプルすぎる感が否めない。実物を触れば見た目以上の重量としっかりとした造りである事は間違いないのですが、写真上だけで行くと安価な感じが…。と、言う事で実際に並べている物を見ても、来客者に同じような感想を与えそうです。カラーは天板:4種類+脚仕上げ3種となります。
定価 63,000 (W1500タイプ)
※脚の仕上げはメッキの方がより見た目感が良いのですが定価 10,000の追加となります。
ここからは、単体アイテムでは無く複合設置による物です。
● big counter&big table:飛びぬけたデザインで一角を作る
もはやオフィスの枠を飛び越えてしまったデザイン。
一般的には造作として対応するサイズを1セットの規格商品として生み出してます。カウンター内・外部にはコンセントも完備しておりコミュニケーションを生かす場として有効なスペースを実現し同シリーズのbig tableはカウンターを大きなテーブル化にする事で憩いの場、会議コミュニケーションの実現を図っている模様
このシリーズのポイントは同時に写真の様なライト(LED)をセットに依頼出来るところです。(フレーム+ライト+カウンター(テーブル)の1セット規格)
● well shelf:オープンオフィス・ショールームのデザインにピッタリ
ただ単純に壁を作る事無く、効果的に「見せる壁」を実現したアイテム
視線が抜ける事で圧迫感を軽減できる事と、展示するアイテムで変化の楽しめる棚にはディスプレイタイプもあり、無機質なオフィス構造や不動産系の木調エントランスにハマりそう。ただ、収納する為のシェルフでは無く、このタイプは厚み(奥行)が想像以上にスペース取るので設置には要注意です。
● ladder screen:フレームのある仕切りは演出
フレームを最大利用し仕切り変わりと考えられているこのアイテムは、フレームパターンとプランターボックスプランがあり。
フレームには様々なオプション(ホワイトボードやビックスタンド)を取り付けて利用する事を想定している。正直個人的にはDAYS OFFICEの中で一番そそられないアイテムでした。ホームセンターでありそうな規格と造り、価格。ここまでフランクだと合わせるオフィス選択が難しいです…。
● 最後に、オフィス家具に関して
ザックリとしたアイテ一覧でしたが、過去に7年程オフィス家具の販売業を営んでいた目線から記述しました。特に近年は通販サイトで格安なオフィス家具・デザイン豊かな家具が多く出ており、大手メーカーもしのぎを消ずって対抗馬を投入。
あの手この手で新時代のオフィス環境に対応した規格・プレゼンには一概に共感できない部分も有りますが、これからは作業スキルとあわせ、頭を使った「アイディア力」を必要とする時代でもあります。
常、刺激を得れる環境づくりを心掛けたい…と、自分にも言い聞かせて行きたいと思います。
●関連サイト
●過去記事